【徹底解説】接触冷感ってなに?

2026/8/21

今年もお盆が過ぎ、秋へ移ろいゆく季節ですが、まだまだ厳しい暑さが続くようです。

Tシャツやインナー、また夏用の寝具を購入する際に、【接触冷感】という言葉を目にすることが増えました。

一口に接触冷感といっても、その実情は千差万別。

通販などで購入する際に、期待していたほど冷たくなかった!なんて経験がある方も多いのではないでしょうか。

本日はこの接触冷感とは、いったいどのような原理で、どのような効果を得られるのか、ユニフォーム専門店スタッフが解説してまいります。

接触冷感とは?

夏用のTシャツやポロシャツを探していると、「接触冷感」という言葉をよく目にします。

接触冷感とは、その名の通り肌が生地に触れた瞬間にひんやりと感じる素材のことです。

「冷却機能がある」「生地自体が冷たい」というわけではなく、人が冷たさを感じる仕組みを利用しています。

私たちの体は、熱いものから冷たいものへ熱が移動する性質があります。

例えば、夏に大理石の床や金属の手すりに触れると「冷たい!」と感じることがありますよね。

これは、大理石や金属が体の熱を素早く吸収するためです。

接触冷感素材も同じように、生地が肌の熱を素早く吸収することで、触れた瞬間にひんやりと感じられます。

ただし、接触冷感は「触れた瞬間」の冷たさです。

着続けていると生地の温度は体温に近づくため、冷たさがずっと続くわけではありません。

「接触冷感は熱中症対策に不十分」と言われてしまう原因は、この点にあります。

だからこそ、夏用ウェアでは接触冷感だけでなく、吸汗速乾性通気性も重要になります。

Q-max値とは?

接触冷感の度合いを示す指標として、商品ページやカタログでよく見かけるのがQ-max値です。

「数字が大きいほど良いらしいけど、結局どういう意味?」と思ったことはありませんか?

Q-max値とは、生地に触れた瞬間に、どれだけ素早く体の熱が生地へ移動するかを数値で表したものです。

つまり、

  • Q-max値が高いほど、急速に熱が移動し、触れた瞬間のひんやり感が強い
  • Q-max値が低いほど、ゆっくりと熱が移動し、ひんやり感は穏やか

ということになります。

一般的には、JIS規格(JIS L1927)では、"Q-max値0.2以上(ΔT=20℃で測定)"のものが接触冷感素材の目安とされています。

例えば、最近ではQ-max値0.445という高い数値を誇る商品も登場しており、基準値を大きく上回る優れた接触冷感性能を備えたものも登場しています。

つまり、Q-max値0.2以上であれば「接触冷感」を名乗ることができますが、その性能はQ-max値0.2~0.4以上まで幅広いために、思っていたより冷たくなかった!なんてことが発生するというわけです。

接触冷感商品を選ぶ際に、Q-max値に注目すると良いということがお分かりいただけましたでしょうか。

ただし、Q-max値が表しているのはあくまでも「触れた瞬間の冷たさ」です。

「Q-max値が高い=一日中冷たい」というわけではないため、夏用ウェアを選ぶ際は、あわせて吸汗速乾性通気性などもチェックするのがおすすめです。

「接触冷感」のメリット・デメリット

ここで接触冷感についてのメリットとデメリットをご紹介します。

コツをつかんでご自身にあったものを選びましょう。

メリット

  • 着た瞬間にひんやりと感じられる
  • エアコンが効いた室内では特に快適
  • バッテリーや保冷剤などを使わず冷感を得られる
  • 洗濯しても冷感性能が落ちにくい商品が多い
  • 空調服®ファン付きウェアのインナーに着用すると冷感の相乗効果でより涼しく感じる

デメリット

  • 主に冷たいのは「触れた瞬間」
  • 真夏の炎天下では接触冷感だけでは暑さを防ぎきれない
  • 汗をかき続ける環境では、接触冷感だけでなく、吸汗速乾性や通気性も重要
  • 冷感の感じ方には個人差がある

「接触冷感」を

持ちさせるには?

接触冷感を長持ちさせるために、汗で濡れたまま放置せずにできるだけ早く洗濯し、清潔に保つことが重要です。

接触冷感の衣類を長持ちさせるお手入れの最大のポイントは、摩擦、熱、洗剤による生地の傷みを防ぐことです。

特殊な繊維構造や樹脂加工を保護するための具体的なお手入れ方法をまとめました。

※素材や加工によって適した方法が変わりますので、商品の洗濯表示を必ずご確認ください。

洗濯のポイント

  • 洗濯ネットに必ず入れる: 他の服との摩擦を防ぎ、冷感繊維の毛羽立ちや生地の傷みを防ぎます。
  • 柔軟剤は使いすぎない:素材によっては吸水性や吸汗速乾性に影響する場合があります。
  • おしゃれ着用洗剤を使う: 中性洗剤を使用することで、繊維へのダメージを最小限に抑えられます。
  • 弱水流コースを選ぶ: 洗濯機の「手洗いコース」や「ドライコース」で優しく洗います。

乾燥・干し方のポイント

  • 洗濯後は早めに干す:濡れた状態で長時間放置するのを避けましょう。
  • 乾燥機は絶対に使わない: 熱に弱いナイロンやポリエステルが多いため、生地の劣化や型崩れにつながる場合があります。
  • 日陰で吊り干しにする: 紫外線による繊維の劣化や色あせを防ぐため、風通しの良い日陰に干します。
  • 平干しがベスト: 自重による生地の伸びを防ぐため、可能であれば平干しネットを使いましょう。

特に重要なのは
「洗濯ネット・やさしく洗う・早めに干す・直射日光を避ける」
の4点です。

また、「接触冷感」インナーをより長く効果的に着用するために
特に炎天下では接触冷感だけに頼らず、空調服®やペルチェウェア、気化熱冷却ベストなどと併用することで相乗効果でより冷感を得られます。

「接触冷感」シャツ・インナーのおすすめ商品

当店が取り扱う国内【作業着】メーカーの商品の中から、特にQ-max値が高い接触冷感素材を使用したインナーシャツやTシャツを紹介します。

夏場、酷暑の中長時間の屋外作業をしなければいけない仕事人のために作られた熱中症対策ウェアは、高機能・低価格をかなえ、お仕事はもちろん、夏場のレジャーなどのアウトドアから、普段着まで幅広いシーンでの熱中症対策に活躍すること間違いなしです。

Q-max0.3以上のインナーシャツ

TS DESIGN 長袖シャツ 8615【Q-max 0.3】

抜群のストレッチ性を持ち、接触冷感作用によって涼しい感覚を与える「クールアイス」。

それをよりライトな着用感にアップデートさせた素材「クールアイスライト」を採用。

はためき効果と接触冷感で肌触り抜群です。

PUMA WORKWEAR 長袖パフォーマンスウェア PW-2010N【P-max 0.33】

ハードワークに耐えうる素材に、要所に優れたメッシュを使用したコンプレッション。

通気性に優れているので夏の作業着や空調服®やファン付き作業着のインナーに最適です。

同素材で半袖アームカバーも登場しています。

弊社に在庫をご用意していますので、13時までのご注文で即日出荷可能です。

XEBEC 長袖コンプレッション 6700【P-max 0.387】

国内最強クラスを誇るQ-max値0.387のコンプレッション。

接触冷感に加え、JIS T 8118の帯電防止規格適合なので多様な場面で活躍すること間違いなし!

同素材のシリーズでロングタイツもあるので、セットアップで着用できます。

Q-max0.4以上のインナーシャツ・Tシャツ

アタックベース 冷感ニット×冷感プリントのダブル冷感長袖コンプレッション 76015【P-max 0.43】

冷感ニットにPCM冷感プリントのダブル冷感

着た瞬間はもちろんPCM効果で熱を吸収し続けてくれるので炎天下でも冷たさが持続します。

同シリーズでアームカバーロングタイツも登場しています。

SOWA 超冷感シリーズ半袖Tシャツ 0495-63【P-max 0.445】

驚異の0.445の接触冷感性能

インナーやコンプレッションと違いTシャツなので着用シーンを選ばないのも嬉しいポイント。

高いストレッチ性に加えてデオドラントテープも付いているので、これ一枚でもインナーとしても着用いただけます。

同シリーズに半袖/長袖ポロシャツの展開もございます。

SOWA G.G. 超冷感シリーズ半袖Tシャツ 0595-53【P-max 0.445】

こちらも着用シーンを選ばないTシャツタイプの接触冷感。

通気性に優れたメッシュ生地を使用しているので、ファン付き作業着のインナーとして着用すると効果アップ!

さらに三か所に保冷剤ポケットがついているので、接触冷感だけでは物足りない!という場合は保冷剤を追加することで暑い夏場でも快適に過ごせます。

同素材で長袖も展開しています。

余談

担当スタッフは今回ご紹介した中で、P-max 0.445「SOWA 超冷感Tシャツ0495-06」を身内の通勤着として購入いたしました。

早速開封し、触れた瞬間に「冷たッッッ!?」と声が漏れたほど。

「え?冷蔵庫に入れてた?」と疑われてしまいました。

もちろん入れておりません。

接触冷感の性能はもちろん、生地はサラリとしていて軽く、かといって透けることもなく、ストレスフリーな着心地が気に入ったと好評です。

まとめ

「接触冷感」を詳しく解説してみましたが、いかがでしたか。

いざ買ってみたけれど思ったより冷たく感じなかったという方も、仕組みP-max値による冷感効果の期待値がお分かりいただけたのではないでしょうか。

作業着のインナーは高機能でありながら手に取りやすい低価格で展開されているものがほとんど。

今年も真夏のピークは過ぎましたが、まだまだ暑い日が続きます。

来年に向けてご検討、という方はもちろん、

空調服®などの本格的な熱中症対策アイテムを買うほどではないけど…なんて場合にも、お手ごろ価格で手に取りやすい接触冷感インナーはおすすめのアイテムでございます。

また、接触冷感以外にも様々なアプローチで冷感を得られるインナーやシャツ商品、それに付随する冷感アイテムも展開しています。

冷感インナーと熱中症対策ウェアの合わせ技でより高い熱中症対策をして、自衛していきましょう。

今回ご紹介した商品以外でも夏向けのインナー・コンプレッションは多数展開しております。

口コミで人気上昇中の商品も多数ございますので、ご自身にあった一枚をぜひ選んでみてください。

空調服のインナーに最適なコンプレッション特集
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